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本を読む意味

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とにかく本を読もう。
漫画だって、ライトノベルだって構わない。文字を読んで、ストーリーを追いかけて、登場人物に感情移入しよう。

読み終わった後で、無駄な時間だったとか何も残らなかったとか言うかもしれない。それでも本は読んだ方がいい。
特に君がまだ高校生以下の年齢で、ゲームをしてテレビをみる時間がふんだんにあるのなら、その一部でいいから本を読む時間に当てて欲しい。

きっとはじめは不毛で詰まらなくて、とてつもなく退屈な時間になる。
寝てた方がいいやとか、ゲームをしていたいとか思うだろう。何の役に立つとも知れない無駄な時間だと思うだろう。繰り返し「本を読め」という大人達の言い分に嫌気が差してくるだろう。

何度でも言う。それでも君は本を読むべきだ。
ただただ目を通すだけで君の語彙は広がり、やがてはモノを書き、話し、人に伝えるための糧となる。
小説を読めば、見たこともない世界を想像して旅ができる。未知のモノへの好奇心になる。そして、現実へのピントを合わせる術となる。
エッセイを読めば、他人の人生経験の一部を取り込むことができる。強くてニューゲームだ。
論説を読めば、トピックについてまとまった知識が得られる。ロジックの立て方がわかる。

得られた知識は陳腐なものかも知れない。一生役に立たない無駄なものかも知れない。
けれど無駄のない人生には面白さも楽しさも無い。人間の幅は無駄な事をどれだけやってきたか、知っているかにかかっている。
困った友人に寄り添えるような、多角的に物事を捉えられるような、相手の立場が想像できるような豊かな人間になるために、なるべく多くの本を読んで欲しい。

学ぶに遅すぎることはない。成人してからでも忙しさを逃げ道にせず、読書習慣をつけて欲しい。
きっとそれが生活を豊かにする一番簡単な方法だろうから。

あなたが最後に本を読んだのはいつですか?

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